お知らせ

担当の過労死事件が報道されました◆蟹江鬼太郎弁護士、小野山静弁護士

当事務所の蟹江鬼太郎弁護士、小野山静弁護士が担当する事件が報道されました(川人法律事務所の川人博弁護士との共同事件)。

 

送別会の最中に倒れて帰らぬ人に…労働者協同組合の女性職員、長時間労働で「労災認定」(弁護士ドットコム)
https://www.bengo4.com/c_5/n_15939/

 

労協連の女性幹部が過労死 くも膜下出血、労災認定(共同通信)
https://nordot.app/1023197368056086528?c=768367547562557440

 

労協連の女性幹部が過労死、労基署が労災認定 長時間勤務が常態化(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20230424/k00/00m/040/268000c

 

本件の意義ないし問題点としては

1 労働者協同組合という、理念ある団体であっても、労働時間管理や健康管理を尽くさな い場合、従業員の健康被害などのリスクがあること

2 本事件においても、労基署による労働時間の過小認定が行われたこと(ただし、労働時間以外の負荷と合わせて結論は救済)

3 労災制度における男女差別の問題(夫が亡くなった場合、無条件で妻に遺族年金が支給されるが、妻が亡くなった場合高齢や障害といった条件を満たさない限り遺族年金が支給されない)

の3点が指摘できると思います。

弁護団としては、引き続き、上記3点を含む問題に対する対応に力を尽くしていきたいと考えております。

旬報法律事務所