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過労死防止学会誌に執筆論文が掲載されました◆中西翔太郎弁護士
当事務所の中西翔太郎弁護士が執筆した論文が、2025年3月10日発刊の過労死防止学会誌・第5号に掲載されました。
過労死防止学会誌 第5号 第1部 特集2( 71-80頁 )
「トラック運転手の過労死をなくすには 労働実態と原因の分析を踏まえて」
以下は論文の概要です。
2024年4月より、トラック運転手への残業規制適用が始まり「2024年問題」として物流の停滞が懸念されている。
しかし、トラック運転手の過労死問題に取り組む著者は、「物流よりも人命」という観点で、この問題に取り組むべきだと主張する。
本論考では、過労死事件の代理人として経験した具体的な事案を基に、長距離トラック運転手の過酷な労働実態を分析し、長時間労働が減少しない原因として、統計と実態との乖離や事業者と行政による労働時間の過小評価を指摘する。
その背景には2000年代以降の規制緩和があり、業界内の競争激化により労働条件が一層悪化していることを明らかにしている。
また、労働時間規制の現状と課題を明確化した上で、労基法の抜本的改正、勤務間インターバル制度の法制化、荷主や消費者を巻き込んだ社会的な取り組みなど、過労死ゼロを目指す具体的な政策提言を示している。
旬報法律事務所
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