お知らせ
担当事件が判例時報に掲載されました◆伊藤安奈弁護士
当事務所の伊藤安奈弁護士が担当したカンボジア人女性人身取引(売春強要)事件の高裁判決(東京高裁令和6年4月11日)が、判例時報2025年9月1日号(No2627・74頁)に掲載されました。
本件は、20~30代のカンボジア人女性7名が、日本の飲食店での勤務を勧誘されて来日したところ、賃金の支払いなく働かされ、かつ客との売春を強要されたという事案です。
女性らは未払賃金及び慰謝料の支払いを求めて、2017年3月、前橋地方裁判所に提訴しました。
前橋地方裁判所では、賃金請求のみが認められ、慰謝料請求がすべて棄却されたため、控訴しました。
東京高等裁判所は、女性らが日本で売春行為に従事させられたことについて、真意に基づく同意の有無を慎重に判断し、性的自由又は性的自己決定権侵害による共同不法行為の成立を認め、ほぼ満額の慰謝料の支払いを命じました。
判例時報では、「社会的に問題となる類型の事案であり、原審と控訴審で判断が分かれた事案として、同種事案の参考になるものと思われる」とコメントされています。
事案の概要や地裁・高裁の両判決についての弁護団の見解は、高裁判決確定時に発出した弁護団声明(日・英)をご参照ください。
Statement from defense counsel (English) / 弁護団声明(日本語)
													旬報法律事務所
												
												
											CATEGORYカテゴリー
RECENT POSTS最近の投稿
ARCHIVE月別アーカイブ
- 
						
2025年 (40)
 - 
						
2024年 (77)
 - 
						
2023年 (52)
 - 
						
2022年 (46)
 - 
						
2021年 (60)
 






				
			
				
			











